「チームのためなら何でもする」密着記者が見たロハスという男の献身 「野球人生の見本」が目指す“花道の3連覇”【現地発】
ベテラン選手としてリーダーシップを発揮しつつ、新加入の選手たちがプレーしやすいように、環境作りのサポートも行ってきた。25年シーズンで言えば、佐々木の本拠地での登場曲として定着したラテン系ミュージック「Bailalo Rocky(バイラロ・ロッキー)」を勧めた。スペイン語で「踊ろう」という意味があり、ノリノリの音楽で球場のファンと一緒になって盛り上げた。その前年は、当時メジャー1年目だった山本由伸にメッセージ付きのワインボトルをプレゼント。新しいチームに早くなじめるよう、歓迎ムードを作った。日本人選手との関係構築でも、気配り上手なロハスが一役買った。
球団は現地時間12月4日、1年550万ドル(約8億6000万円)で再契約を結んだことを発表した。その後、ロハスは球団SNSを通じて心境を語った。
「来年、戻ってこられることにとてもワクワクしている。私にとって、選手としての最後のシーズンになる。目標は3連覇。ドジャースタジアムで、またファンの前でプレーできることが楽しみでならない」
球団初のワールドシリーズ2連覇は、第7戦の9回一死から同点本塁打を放ったロハスの力も欠かせなかった。攻守に加え、チームの結束力を強める意味でも必要不可欠な大ベテラン。3連覇を目指す壮大な挑戦が、現役ラストイヤーとなる。
[文:斎藤庸裕]
【著者プロフィール】
ロサンゼルス在住のスポーツライター。慶應義塾大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。プロ野球担当記者としてロッテ、巨人、楽天の3球団を取材した。退社後、単身で渡米し、17年にサンディエゴ州立大学で「スポーツMBAプログラム」の修士課程を修了してMBA取得。フリーランスの記者として2018年からMLBの取材を行う。著書に『大谷翔平語録』(宝島社)、『 大谷翔平~偉業への軌跡~【永久保存版】 歴史を動かした真の二刀流』(あさ出版)。
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