大型補強よりも先にド軍が求めた「究極のチームプレーヤー」 引退公言の36歳ロハスと8億円超えの再契約に至った背景とは?
交渉において金銭や契約内容の整合性が取れなければ、誰であろうと見切られるビジネス社会にあるMLB。そうした中で今回の再契約は“花道”を演出するノスタルジーな選択の一つと言えよう。
実際、その内容からは球団による評価の高さが伺える。米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者によれば、ドジャースはロハスに対して引退後の役職も用意。選手育成部門のポジションに就くことが濃厚視されている。
550万ドルという契約金もさることながら、引退後のキャリア保証も付帯させる。これはチーム内でメンターとしての役割を任ってきた36歳の人間性が最大限に評価された形と言えよう。
ワールドシリーズ終了後に「このメンバーとあと1年を共にして、3連覇の機会を得たいんだ。俺はたいそうな契約金なんていらないし、他チームとより良い契約を得るためのアピールをしたいわけじゃない」と語っていたロハス。その念願が叶ったベテランは、選手キャリアの再終幕をいかに締めくくるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】ド軍の世界一を救った名手ロハスがFA後の本音吐露 再契約のために望む“無形の愛”「たいそうな契約金なんて俺はいらないんだ」
【関連記事】ドジャース、FAビシェット獲り参戦か 打線の“高齢化”解消へ「長期的に起用できる戦力」米メディア
【関連記事】ドジャース、元巨人の助っ人外野手を“ターゲット”か「タッカーやベリンジャーよりもはるかに安価」ド軍メディア






