ビズリーチ・南社長のセルフマネジメント方法 「MYキャンペーン期間」を設ける
ビズリーチ社長の仕事エナジー
株式会社ビズリーチの社長で、会社員としてのキャリアを積んだ後、プロ野球球団・楽天イーグルスの立ち上げにも携わった南壮一郎さん。金融、スポーツそしてITと様々なジャンルで活躍をしてきた彼は、自身の「ココロ」と「カラダ」をどう整えているのか。現在発売中の「CoCoKARAnext Vol.2」に掲載中のインタビューから一部を紹介する。
3回にわたって、南壮一郎さんの 難しい事を平然とやってのけるそのヒントをお伝えしているシリーズの最終回です。
ーストレスって溜まりますか?
「溜まらないですよ。(笑)目指したい姿、進めたい事に対して阻害要因が出てきたって、それは課題解決だととらえています。課題解決こそが一番面白いはず。目指すべき、目指したい「頂」に対して出来る阻害要因もその『頂』にたどり着くために乗り越えなきゃいけないハードルです。一人で乗り越えられないのであれば仲間を巻き込めばいいし、仲間を巻き込めないのであれば人に巻き込まれてみれば良い時もあるだろうし。
ある一つの中で経験が長くなってくると、課題解決のスピードが上がって来て、退屈に感じてしまう事ってありませんか?できる事が増えて退屈に感じるよりは、できない事が多い方が楽しい、と考えます。」
-それでいてココロが疲れることはないのですか?
「疲れないと言ったら嘘になるけど・・・、その疲れ具合にもよりますかね。もちろん、経営者として何か苦しいこともあります。でも、苦しいときこそ笑顔でいるべきだと思います。それがリーダーだと思います。
うまくいっている時ほど厳しい顔でやるべきだと思います。楽天時代も、当時の野村克也監督が『勝って兜の緒を締めよ』とか『負けに不思議の負けは無し。原因を徹底分析せよ』という事をおっしゃっていましたが、その通りだと思います。
負のエネルギーを吸収したなと思ったら、カラダを動かしたり、趣味を持ったりが良いのかな、と思います。」
-カラダを整える部分でいうと何をされているのですか?
「ジム行ったり、走ったり、自転車乗ったり、その時々によってやることは違いますが。その時々の自分のマイブームでやりたいことをやります。ちょっと前だとトライアスロン、最近だとフットサルとか。
何でもよくて、その時々の自分にとって意識が良い方向へ行くものが良いと思います。
あとはとにかく寝る事。疲れていたら寝る。
自分は疲れていると感じた時は12~13時間くらい寝ます(笑)。昨日なんかも11時間くらい寝てるし。(取材日は月曜日)
日頃は4~5時間くらいしか寝てないことが多いですが、日曜がすごく大事だと考えているので、その時は多く寝ます。
会社の収支と一緒で、体のプラスとマイナスで考える。食事やお酒の量、睡眠という面もそうですが、プラスの方向でいうと運動やリフレッシュもする。
マイナス面でいうと、よく食べすぎたりもします(笑)。でも意識して多少抑えれば変われる。
そういう意味で球団時代は太り放題でしたね(笑)。お弁当をまず食べる。そして試合が終わった後とかやはり疲れているので、居酒屋とかに飲みに行っちゃう(笑)。それは太りますよね。若かったし、あまり気にしなかったですけどね。
今はその辺も一つの投資なんですよね。会社に投資する時間と、自分に投資する時間と考え方は一緒で。適度な足し算と引き算で考えながら、時々自分の中で『この期間はお酒を飲まない』とか『この期間は週3、4回は運動する』とかMYキャンペーン期間を設けていく。そこで筋肉が一度できると簡単に太らなくなるので、集中的にそういう時を作ったりしていますかね。」
現在発売中の「CoCoKARAnext Vol.2」では、南さんのビズリーチを立ち上げた思いや起業したきっかけや自身の「成長」についてなど4ページに渡って独占インタビューが掲載されています。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
〔文/構成:ココカラネクスト編集部 〕
南 壮一郎(みなみ・そういちろう)
1976年6月15日、静岡県浜松市出身。浜松北高校、米・タフツ大学を卒業後、モルガンスタンレーにて証券アナリスト、その後50年ぶりの新規プロ野球球団・楽天イーグルスの立上げに携わり、2009年4月に株式会社ビズリーチを創業。南氏自身のモットー「Work Hard, Play Super Hard」は同社のモットーでもある。
https://www.bizreach.jp/