優勝の瞬間に“異様な静寂”…中国勢をなぎ倒した17歳・張本美和の戴冠に沈黙した重慶会場 卓球王国は危機感露わ
優勝した瞬間、会場は異様な静寂に包まれた。表彰式では張本に対してはもちろん、準優勝の蒯曼に対してさえも拍手がほとんどない異様な光景となった。それは、フルメンバーが出場した地元開催の大会で、日本に優勝を奪われるという“失態”を犯した選手に対する失望の表われだったように見える。しかも張本はまだ17歳なのだ。それは、中国にとって脅威はまだ始まったばかり、いや、むしろこれからであることを意味する。それ故の静寂だったと見る。それは大藤が絶妙なサービスと破壊的なバックハンドで中国選手を連破した試合でも同様だった。
こうした観衆に対して、スポーツ観戦におけるフェアネスについて思うところがないわけではないが、それよりも、2人がかりで4人の中国選手を破って観衆を沈黙させた張本と大藤の凄さの方に強烈な感銘を受けた。とはいえ、現状は追う者の強みもあるし、難しいのは勝ち続けることだ。しかも一度負けてからが強いのが中国であることは歴史が証明している。はやる気持ちを自戒しながらも期待が抑えきれない日本女子卓球である。
[文:伊藤条太(卓球コラムニスト)]
【関連記事】「会場は凍り付いた」大藤沙月が粉砕した“39連勝神話”に中国衝撃 世界2位・王曼昱の惨敗に悲哀「こんな酷い負け方は珍しい」
【関連記事】張本美和の初優勝は“伝説の始まり”か 識者が見た全日本決勝「匹敵する同世代は中国にもいない」
【関連記事】「それ反則」雰囲気がらり、23歳卓球女子の“新たな報告”にネット注目「一瞬どこのモデルさんかと」「最強かわいい」








