MLBがまた驚きの新ルールを検討、先発投手に6回以上の投球を義務化させる狙いと目的とは

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大谷も投手復帰に向けて順調に調整を進めている(C)Getty Images

 時に批判の声に聞く耳持たず、突っ走るMLBだからこそ、行方からは目が離せない。スポーツ専門局『ESPN』の電子版は16日、MLBが先発投手に1試合で最低でも6回を投げることを義務づける新ルールを検討していると伝えた。

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 無条件ではなく、球数を100球以上投げたり、自責点が4以上となったり、負傷した場合は降板できるという。
 
 何とも驚きの新プランだ。しかも同記事によると、このルールの目的は先発投手の存在感を高めることと、故障を少しでも減らすことだという。6回以上投げることを義務づけるのに、なぜ負担軽減につながるのか?
 
 MLBの関係者が危惧しているのは、近年の投球の球速向上と、それによるエース級の先発投手の相次ぐ故障離脱だ。確かに昨年9月に大谷翔平が右肘を手術。他にもブレーブスのスペンサー・ストライダーや、レンジャーズのジェイコブ・デグロムら、サイ・ヤング賞が狙えるクラスの投手が次々と肘を痛めて長期離脱を余儀なくされている。

 「三振が多くなりすぎて、そのバランスを取り戻したい。そのための極端な変更になる」と、ルール改定の理由について同記事は指摘した。近年の投手は球速向上→奪三振増→短いイニングで降板することになっても常に全力投球でアウトは三振で奪う、というサイクルにあり、故障者の続出につながっている、と説明した。

 6回以上は必ず投げることを義務づけることで、常に全力投球するのではなく、8割、9割の力にセーブして打者を打たせて取る。そんな効率のいい投球スタイルに、球界のトレンドを導こうという狙いがある。

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