「期待外れ」からの大まくり メジャー屈指の強打者が一気に大谷超え MLBパワーランキングの”異変”
MLB公式サイトは「ヤンキースのスーパースターはカル・ローリー(マリナーズ)と今季のア・リーグMVPを激しく争っており、その決着はもうまもなくだ」とシーズン終盤、そしてプレーオフへ向けて着実に状態を上げてきた名門の主砲を称えた。
2位に入ったのは前回4位から順位を上げたメッツのフアン・ソト。9月は打率.324、6本塁打、8盗塁でOPS1.051をマーク。今季初の「40-30(41本塁打&33盗塁)」を達成し「2024年の大谷(54本塁打&59盗塁)、そして2023年のロナルド・アクーニャ(ブレーブス、41本塁打&73盗塁)に続いての快挙となった」と報じられた。
大谷は前回1位から3位となったが、状態自体は悪くない。16、17日と2試合連発で51号に到達。「2001、2002年のアレックス・ロドリゲス(レンジャーズ)以来となる2年連続50本塁打を達成した。それだけでなく打者として50本塁打、そして投手として50奪三振という新たな50-50クラブをつくり上げた」と評価された。
大谷とナ・リーグ本塁打王を争うフィリーズのカイル・シュワバーは前回2位から5位にランクダウン。メジャートップの56本塁打としているローリーは、打率.247、OPS.945という低さがネックでもあり前回のランク圏外から、今回でも8位にとどまっている。
今回大谷を抜いて、パワーランキング2位に浮上したソトといえば、メッツ移籍元年の序盤は成績不振でファンの間からも「期待外れ」など厳しい目を向けられた時期もあったが、夏場以降、本来の力を発揮、大きく盛り返している。
残り10試合を切り、いよいよ大詰めのメジャーリーグのレギュラーシーズン。数字と記録を称える戦いはまもなく終幕し、勝つか負けるかの短期決戦となるポストシーズンの火蓋がついに切られようとしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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