森保ジャパンを苦しめた洗練さ 中国メディアがトルシエのベトナムに羨望の眼差し「日本を全く恐れていなかった」【アジア杯】
格上の日本を相手に奮闘したベトナムの戦士たち。彼らのパフォーマンスは大きな称賛を集めている。(C)Getty Images
格上を相手にした奮闘は、世界を驚かせた。現地時間1月14日にカタールの首都ドーハで行われたアジアカップのグループD初戦で、日本代表と対戦したベトナム代表だ。
2-4という結果だけを見れば、ベトナムの完敗だ。しかし、FIFAランク94位のサッカー途上国である彼らが、同17位の格上であり、今大会の優勝候補筆頭とされる日本に肝を冷やさせたのは間違いない。
11分に南野拓実に先制ゴールを献上されたベトナムだったが、わずか5分後に左CKからグエン・ディン・バクがねじ込んで試合を振り出しに戻す。これで勢いに乗ったベトナムは33分に直接FKの流れからファム・トゥアン・ハイがこぼれ球を沈めて逆転したのだ。
前半終了間際に2失点を喫し、ふたたび勝ち越されると、後半アディショナルタイムにダメ押された。最後は地力の差を見せつけられて万事休すとなったベトナムだが、森保ジャパンに一矢報いた彼らのパフォーマンスは賞賛すべきであり、改めてアジア・サッカーのレベルが高まっている事実を感じさせた。
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