「他の国の方が強い」元蘭戦士スナイデルが衝撃発言 森保ジャパンと激突する母国代表の“敗北”を断言「もう信じてない」【北中米W杯】
しかし、国内でのロナルド・クーマン体制下のチームに対する論調はシビアだ。米スポーツ専門局『ESPN』のオランダ版の番組に出演した元代表戦士であるヴェスレイ・スナイデル氏は「日本は走力に優れ、機動力を持ったチームで手強い相手だ。実際に2010年に対戦した時には僕らも苦戦した。それに今の彼らは勝ち続けている」と初戦で対峙する森保ジャパンへの警戒を強めた上で、こう続けている。
「今の代表(オランダ)がワールドカップって勝てるかって? いや、そうは思わない。それは単純に他の国の方が強いと思うからだ。クーマン監督のオランダが再びタイトルを獲得できることを願ってはいるけど、もう信じてはいない。過去5年間、僕らの代表は一度も強豪国に勝ってないからね」
戦力を考えれば、衝撃的な予測だ。しかし、厳しい見解を示すのは、スナイデル氏だけではない。かつて同時期にオランダ代表として活躍した名手ヘドヴィヘス・マドゥーロ氏も国内メディア『Sport Nieuws』において「もちろんグループ突破はするだろう」と前置きした上で「簡単じゃない戦いが待っている」と警戒を口にした。
「正直に言って評価は難しい。私は率直に日本がグループ入りした瞬間に、『これは本当に厳しくなる』と思った。彼らは戦術的にも技術的にも優れており、常に規律あるプレーをする。対戦するには非常に難しい相手だ。しかも、最近、最強チームであるブラジルにも勝利している(3-2)。これは我々の代表に取っても大きな意味がある」
日本では「格上」と見られているオランダ。しかし、国内では思いのほか余裕はないようである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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