“王国崩壊”の衝撃――日本代表の3発逆転に止まらぬ“嘆き” ブラジルメディアが酷評「無気力」「不安定」
この試合結果を伝えるブラジルメディア『globo.com』では、「日本戦で崩壊したブラジル代表、W杯へ向け再び警鐘が鳴る」と銘打ったトピックを配信。ゲーム内容の検証を行う中で、自国代表チームへのシビアな指摘を並べている。
同メディアは、「日本を前にしての無気力さと落胆は、(カルロ・)アンチェロッティ率いるチームの成熟度に課題を残すことになった」と結果を振り返るとともに、「ブラジルは韓国代表戦の大勝(5-0)で良い印象を残し、日本戦でも前半までは試合をコントロールしていた」などと主張。その上で、「だが、19分間で3失点した事実は、チームに対する評価を大きく左右する。少なくとも『安定感と競争力のあるチーム』を期待されていた代表ウィークにおいて、この崩壊は重い意味を持つ」と断じている。
また、2点のリードを後半半ばで日本にひっくり返された展開を、「試合の主導権を簡単に奪われた」と分析。さらには、「ブラジルはその後も反撃の形を作れず、アンチェロッティが(選手を)試す場としていたこの試合は、かえってチームの不安定さを露呈する形となった」と評している。
同メディアは他にも、ブラジルチームの不本意なプレーを総括し、「後半45分間は競争力の欠片も見せられなかった」と苦言も呈している。日本との初対戦以降、ブラジルが常に優位な試合を繰り広げて来ていただけに、今回の現地メディアの反応は決して大げさではないだろう。今後、歴史的とも言えるこの試合結果が、日本とブラジル両国にとってどのような影響を及ぼすのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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