森保ジャパンに惨敗のブラジル 追及続く母国メディアで問われた“再建の道”「日本に負けることは韓国に大勝するよりも価値がある」
試合途中で交代を命じられたヴィニシウス。エースの不調は間違いなく攻撃力の低下に影響を与えた(C)Getty Images
日本に喫した屈辱の敗北 それでも「壊滅な打撃ではない」
無論、アリアッティ氏も不満がないわけではない。2-0からのショッキングな逆転劇に「厳しい敗北だった。代表チームに残る弱点、つまり波乱の連鎖がもたらした負の遺産になることを露呈した」と苦言は呈している。しかし、「この日本戦が全てを消し去るような壊滅的な打撃となる理由にはならない」と強調。今年5月から代表監督となった“百戦錬磨”のイタリア人指揮官に、次のように問いかけている。
「セレソンは、試合終盤、同点ゴールを目指して攻勢に出たが、日本の前に力及ばずに敗北。無防備な状態のままピッチを去った。アンチェロッティ監督はこの試合から多くのことを学ぶ必要がある。そして、いくつかの重要な疑問について深く考える必要があるだろう。
なぜ攻撃陣は機動力を欠いたのか? なぜ守備陣はミスを多く犯したのか? なぜ前半と後半でパフォーマンスに差が生じたのか? どのように積極果敢な攻撃と守備の安定性を両立させるのか? ワールドカップまであと8か月。時計の針が耳元でカチカチと音を立てる中、その“答え”が求められる」
日本に喫した敗北は、ブラジルをいかに変えるのか。いずれにしても、サッカー王国にとってショッキングな一戦となったのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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