森保ジャパンはオランダ、チュニジア、スウェーデンとどう戦うべきか “カウンターの巣窟”F組を識者が徹底分析「ビルドアップは宝にも毒にもなる」

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日本はW杯本戦まで、いかにチームをブラッシュアップできるか(C)Getty Images

 3チーム共に一癖も二癖もあり、手強いが、日本が勝ちを計算できない相手は一つもないという印象だ。

 ところで、チュニジアとスウェーデンは直近の成績不振により監督が交代しており、本番で戦術やシステムが変わる可能性はある。チュニジアのサブリ・ラムシ監督は、2014年にコートジボワールを率いて日本対策を大成功させた経験があり、不気味な相手。また、スウェーデンが守備を改善させる可能性も否定できない。

 その意味で、日本が幸運だったのは対戦順だ。チュニジアやスウェーデンとは2戦目、3戦目であり、本大会のチームを事前に分析できる。グループステージ突破を目標とするチームは1戦目に全力を注ぐのが通常であり、また、急造チームが用意できる戦術の幅も狭い。彼らとの対戦が、1戦目でなくて良かった。

 あぁ良かった、良かった………………ん? まさか、オランダがめちゃくちゃ日本対策して来るケース、あり得る?

 もちろん第1ポットのやり方ではないが、昨今の両チームの評価や流れを見ると、全否定はできない。いきなり5バックとか、あるかもしれない。ロナルド・クーマン監督も、それを絶対にやらない監督ではない。

 そこは考えすぎても仕方ないが、そうした対策に対する対策として、最も有効な手段が一つある。それは、成長だ。

 イングランド戦では、昨秋のパラグアイ戦やブラジル戦で日本の隙を露呈した左右CBの背後のスペースに対する守備が改善されていた。そこを突こうとしたイングランドにとっては、肩透かしだったに違いない。

 この大分析時代、成長こそが最強の対策だ。3月のスコットランド戦、イングランド戦で出た日本の課題、あるいは隠された課題を修正すれば、それが何よりの対策になる。

 そのベースアップを継続した先に、望む高みが見えてくるはずだ。

[文:清水英斗]

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