井上中日の「懐刀」に巨人も戦々恐々か 情報戦で巨人から中日に移籍した"敏腕スコアラー"に注目高まる「理由」

モチベーターとしても知られる井上監督が選手の士気をどう高めていくかも注目されている(C)産経新聞社
いよいよ春季キャンプがスタートした。
各チーム、目指す開幕、ペナント制覇に向け、チームの戦力を整えていく中でナインのパフォーマンスを支えるスコアラー陣もいよいよ本格始動となる。
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今季から加入した新戦力、またオフの間に各選手がどのような取り組みを行い、上積みを図れているか、各球団スコアラーも目を光らせている。
またオフに球界内でひそかに話題を集めたのは、ある敏腕スコアラーの移籍にもあった。
高橋由伸政権下から巨人を支えた志田宗大氏が中日へ移籍。今季からデータ部門のアナリストを務めることが報じられている。
志田氏は仙台育英、青学大を経て2001年ドラフト8巡目でヤクルトに入団。現役時代は俊足巧打の外野手としてチームを支えた。同期には今も現役を続ける左腕、石川雅規がいる。2010年限りで現役を引退するとその後、チームでスコアラーを務め、2017年の第4回WBCで日本代表「侍ジャパン」のスコアラーも務めた。
的確なデータ分析には定評があり、翌18年に巨人へ移籍、昨年、チームの4季ぶりリーグ優勝、特にチーム防御率がリーグトップの2・49と大きく改善を果たした裏には同氏の貢献も大きかったとされる。
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