【ヤクルト】村上宗隆がもたらした“相乗効果”――主砲のキャプテンシー 復帰即の活躍で怒涛の7連勝生む
村上は8回の第4打席でも3番手・颯の初球を捉えて右前打し、オスナの安打で無死一、二塁とすると、山田哲人の犠飛で5点目を入れた。投手陣も先発のピーター・ランバートが6回1失点と好投し、7回以降はリリーフ陣も無失点に抑えた。
8回から3番手で登板した木澤尚文は「やっぱりムネが来ると雰囲気変わりますし、もちろんバッティングもそうですけど、キャプテンシーみたいなところというか、そういったものを感じた一日だったので、どんどん乗っていくんじゃないかと思う」と、25歳の主砲がもたらした相乗効果を感じ取っていた。
髙津臣吾監督は試合後、村上の一発について「まさか打つと思っていなかった。ただ、久しぶりに目の前でムネのスイングを見られたのは、チームにとっても刺激になったと思うし、いい結果で先制点を取ってくれた。非常に大きな復帰の第1打席だったと思う」と振り返り、「前後であったり、打線のつながりであったりというのが、彼が4番に入ることですごく生きてくる。いい打席、いいゲームだった」と、喜びを噛みしめていた。
[文:別府勉]
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