村上宗隆の評価は真っ二つ? マリナーズに「最適」の一方で「現実的ではない」との見解も 「リスクの大きさが合わない」
村上を巡って様々な報道が飛び交っている(C)産経新聞社
大舞台を目指す若き日本人スラッガーについて、さまざまな評価が伝えられている。
ヤクルトからポスティングされ、メジャー移籍への動向が注目を集めている村上宗隆。多くの球団が関心を示しているなどと報じられている中、リーグ公式サイト『MLB.com』が現地時間12月1日、今オフシーズンにおける、「各球団の理想的な補強選手」と銘打ったトピックを掲載し、マリナーズを村上の移籍先に挙げている。
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同サイトのマーク・ファインサンド記者による考察では、マリナーズに多くの日本人選手がプレーしてきた歴史があることを理由としており、他にも、「退団が予想されるユジニオ・スアレスの後継者として、シアトルは三塁手のポジションを埋める必要がある」などと主張。長距離砲の内野手である村上が“最適”だと説いている。
しかし、この公式サイトのトピックを真っ向から否定する声もあるようだ。マリナーズの情報を専門に扱う『FANSIDED SoDo Mojo』がファインサンド氏の記事について、「カジュアルな読み手には、筋は通っているように見える。シアトルはパワーがもっと必要で、三塁には空きがあり、イチロー、カズヒロ・ササキ、ヒサシ・イワクマなど、日本人選手で成功を収めてきた歴史もある」と論じている。だがその一方で、村上の獲得が、「実際には、そのリスクの大きさがチームには合わない」と訴えている。
同メディアは、マリナーズが今オフ、5年総額9250万ドル(約143億円)という内容で再契約を結んだジョシュ・ネイラーの処遇に触れ、「ネイラーは一塁とDHを担う。それが彼の役割であり、マリナーズは彼を今後の中軸とする構想だ」と指摘。続けて、「フロントが、ネイラーの巨額契約の上にさらなるリスクを積み上げる姿は想像しにくい」と同じく一塁も定位置とする、村上へのアプローチは現実的ではないと見込んでいる。






