「あれよりひどい年は絶対ない」プロ1年目で直面した“カベ”――ヤクルトの鉄腕・木澤尚文が母校の慶大で講義
ヤクルトの木澤尚文が母校の慶大でゲストスピーカーとして登壇した(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext
ヤクルトの木澤尚文が1月7日、母校である慶大の日吉キャンパスでゲストスピーカーとして登壇。学生の前で『スポーツ分析論』(林卓史教授)についての授業を行った。
【動画】巨人相手に満塁ピンチも…木澤尚文が152キロで抑える
林教授が慶大の助監督を務めていたときの教え子だったのが木澤で、それが縁で今回の講義が実現した。
木澤はまず、2020年ドラフト1位でヤクルトに入団するも「1年目から1軍の戦力で投げて欲しいという周りの期待がある中で、1軍で1試合も投げられなかった」と、「入団1年目のカベ」について振り返った。
プロ1年目はフォーシーム(直球系)の「回転効率」を改善して臨んだにもかかわらず2軍でも結果を残せなかった。平均球速は148キロで、MAXは151~152キロを計測していたが「それをゾーンに投げてもプロ野球の打者の予想できる範囲から超えられていなかった」と肌で感じた。
そんな直面した“カベ”を「現実」と表現し「自分の現状を知るというところと、自分が成長したところでこのレベルだったという現実を知ってしまった」という。
それでも、2年目に転機が訪れる。フォーシームが元々シュート気味に変化する性質を生かし、当時の伊藤智仁投手コーチの助言でツーシーム(シュート系)を武器に打者と対峙した。
当時は試合でフォーシームを投げないことへの戸惑いも感じたというが、プロで生きていくために変化を恐れなかった。そのおかげで2年目はリリーフで55試合に登板してチーム最多タイの9勝をマーク。防御率も2.94と好成績を残し、大きく飛躍を遂げた。






