「築いてくれたものを継いでいきたい」燕の鉄腕が転換期のチームへ示す思い――「野球がうまい」と絶賛した“後輩”の名前

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 来季に向けては具体的な数字や目標は設定しない。「目の前の1試合1試合を仕事と捉えてやっていきたい。1試合でも多く(ブルペンで)名前を呼んでもらえるように頑張りたい」と、「池山ヤクルト」でも欠かせないリリーバーとなる。

 チームは転換期を迎える。木澤自身もプロ6年目となる来季は4月で28歳を迎え、若手から中堅へと差しかかる年齢だ。木澤は「野球のところは結果で示していくしかない。首脳陣に対してもファンの人に対しても、後輩に対しても」と述べた上で、「ヤクルトのいい伝統を少しでも若い子が繋いでいってくれるようにというところは、中堅の我々にかかっていると思う」と、変わっていくチームについて思いを示した。

 「川端(慎吾)さんであったり、原樹理さんであったり、野球の面でもそれ以外の面でもチームに貢献してくださった人たちが築いてくれたものを、僕たちがちゃんと継いでいきたい」と、右腕は言葉に決意を込めた。

 そんな中、頼もしい“後輩”が今年、ヤクルトにドラフトで4位指名された。慶大時代の2学年下で共にプレーした経験のある増居翔太(トヨタ自動車)だ。

 木澤はそんな25歳の左腕に対し「僕が監督だったら毎日、増居に先発して欲しいなというぐらい、大崩れしない」と太鼓判を押す。「(慶大で一緒に)2年間野球をやりましたけど、ゲームを作ることに長けていますし、野球がうまいという感じですね、フィールディングもけん制もうまい」と、絶賛した。

 さらに「野球センスも非常に恵まれている上で、ちゃんと自分で考えてコツコツ積み重ねられる、いろいろ努力を積み上げられるタイプ。もちろんプロでも通用すると思っていますし、また彼と、意識の高い人間と野球ができるのは非常にありがたい」と、チームメイトになることを歓迎した。

 新たな船出を迎えるスワローズは、成長著しい若手、チームを支える木澤ら中堅、ベテランも一つになって、最下位からの逆襲を図る。

[文:別府勉]

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