井上尚弥との対戦で 「劣勢のシナリオは思い描けない」 米ボクサーがフルトン優位と見解「ベルトを奪われることはない」
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5月7日に横浜アリーナで、前世界バンタム級4団体統一王者井上尚弥(29=大橋)が、WBO・WBC世界スーパーバンタム級統一王者スティーブン・フルトン(28=米)に挑戦する。この一戦の決定は日本、アメリカの両国内はもとより、世界中のボクシングファンから大きな反響を呼んだ。
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注目の一戦については 現役選手からの反応も伝えられており、米ボクシングサイト『BOXINGSCENE』は3月19日、米国人ボクサーのジャロン・エニスの見解を掲載。井上優位が報じられている中、現IBFウェルター級暫定王者のエニスは、同砲であるフルトンの勝利を予想するコメントを並べたという。
トピックは「ジャロン・エニス、スティーブン・フルトンがナオヤ・イノウエに衝撃を与え、タイトルを保持すると確信する」と銘打たれており、その中では「25歳のエニスは、フルトンが苦戦することを認めている。しかしIBF暫定王者になったばかりのエニスは、”スクーター(フルトンの愛称)”が劣勢に立たされるシナリオを思い描くことはできない」と記している。
また、ここまでの井上の動向にも触れており、バンタム級での4王座統一を称えながら「29歳のイノウエは、自分の闘争心が満たされることはないだろうことをよく理解していた。彼は新たな目標や課題を見つけるために、環境を変えることを決意した」と指摘。その上で「しかし、イノウエが賢明な決断をしたとは、現ウェルター級コンテンダーで、フルトンの親友でもあるジャロン・エニスは考えていない」と井上にとって簡単な戦いにならないと主張。さらに、エニスによる「スクーターには頭が下がる。フルトンは小さな挑戦者にベルトを奪われることはないだろう」とのコメントも紹介している。