早くも注目されるネリ戦後 井上尚弥の“フェザー封印”が「賢明」される理由とは?「あまりに偉大であるために」
そんな偉才の確固たる決意を受け、『Boxing247』も現階級残留を支持した。
「階級上げを急ぎすぎないのは賢明だと言える。一部のファン、とくに彼のアンチはイノウエが負けるのを見たがっているように見える。元ライトフライ級王者(の井上)に、ガーボンタ・デービス(WBA世界ライト級王者)のような選手との対戦を求めているからだ。ただ、幸いなことに、そのような愚かで、ありそうもない対戦話は、すべて消え去った」
周囲のムードにも流されない井上の自己分析力を評価する同メディアは「自分にとってベストなことをするだけだ」とも絶賛。一方で「イノウエはあまりに偉大であるがために、ネリと戦った後、自身にふさわしいスーパーバンタム級の相手をあと2人も見つけるのは難しいかもしれない」と、敵なしがゆえにスーパーバンタム級で“限界”を迎える可能性も指摘している。
偉大過ぎるために敵がいない――。ボクシングの本場でここまで言わしめる井上は、やはり末恐ろしい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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