「今年最大の試合になる」東京ドームでのネリ戦決定の井上尚弥に“重鎮”アラム氏も大きな期待「5万人以上の前で仕事をやり遂げる」
圧倒的な強さを見せつける井上は、ネリ戦でも驚きのパフォーマンスを披露してくれるだろうか(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
ついにこの男が東京ドームのリングに立つ。
5月6日にボクシング世界スーパー・バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がルイス・ネリ(メキシコ)を相手に防衛戦を行うことが発表された。会場はボクシング興行が34年ぶりとなる東京ドームだ。
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現代のスーパースター井上に相応しい大舞台で4本のベルトを賭けて戦うというメガマッチがついに正式決定だ。3月6日の記者会見において、井上が「まだ想像がつかないが、とてつもない興行だなという気持ちでいっぱい」とこの一戦への印象を語っている。
また、対戦相手のネリはこれまで、日本ボクシング界にとって長く“ヒール”的存在となってきたものの、会見では謝罪の言葉を述べ、井上も「因縁は持ち込まない」と語るなど、それぞれがこの一戦に集中するという態度を示した。昨年12月に井上がスーパー・バンタム級で4団体のベルトをまとめて以来初の防衛戦として、2階級制覇王者であるネリとの真っ向勝負は、やはりボクシングファンの関心を強く惹き付けるカードと言えるだろう。
この試合の決定のニュースは、海の向こうでも大きく扱われている。米ボクシングサイト『BOXINGSCENE』は現地時間3月5日(日本時間6日)、会見が行われた直後に「井上対ネリ」についてのトピックを配信している。