いまだ敵知らずの井上尚弥に“限界”はあるのか? 階級上げを進言する米元世界王者が語った可能性「フェザーで成功する」
「もしも、イノウエがこのままスーパーバンタム級に残るなら、私はアフマダリエフとの戦いを望むよ。彼の積極的なスタイルがイノウエとどう交わるかが見たいからね。でも、私が一番見たいイノウエの試合はフェザー級でのフィゲロア戦だ。フィゲロアは非常に優れているし、タフな相手だ。粘り強くもあるし、この階級では大柄な部類に入る。さらに必殺の左もあるからね」
アルジェリ氏が、スーパーバンタム級での試合よりも「見たい」としたブランドン・フィゲロア(アメリカ)は、元WBA・WBC世界スーパーバンタム級統一王者の猛者だ。21年11月にスティーブン・フルトン(米国)に判定で敗れてからフェザー級に転向。以降は3戦負けなしの実力派だ。
すでに井上の将来的なフェザー転向が囁かれてはいる。そうした情報をふまえて「イノウエはフェザーで成功するために必要なものは持っている」と断言するアルジェリ氏は「ネリがスーパーバンタム級で彼を人間にさせた瞬間はあったけどね。私は、イノウエはスーパーフェザー級が限界と見ている」と続けた。
果たして、天井知らずで突き進んできた井上に“限界”はあるのか。30歳を超えてもなお、衰え知らずの怪物の今後は、世界的な関心を集めている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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