井上尚弥の圧倒的優位予想の中、ドヘニーに勝機は? 米メディアが挑戦者のアドバンテージに言及「ドヘニーにはパンチ力がある」
また、ドヘニーが過去に日本人選手からの勝利や日本のリングで好成績を収めている実績があるとしながらも、現在の井上が「ボクサーとしての絶頂にいる」と評すなど、決してアドバンテージにはならないと主張する。
その上で同メディアは、これまでドヘニーが多くの試合を持ち前の強打で勝利してきたと振り返り、「現実的に言うと、『パンチャーとして勝つ』しかない」と断言。続けて、「ドヘニーはパンチ力がある。26勝のうち20試合でノックアウトを記録しており、最近では日本での試合でも3連続で相手をKOしている」と強調する。
加えて、「重要なのは、彼がスーパー・バンタム級での本格的なパンチャーであるということだ」として、ドヘニーがプロキャリアの初めから同階級を主戦場としてきたことが、勝利を手繰り寄せる要因となり得ると指摘。トピックではドヘニー自身によるコメントを掲載しており、「(井上が対戦してきた)マーロン・タパレス、ルイス・ネリらの戦績を遡ると、彼らはバンタム級でのキャリアがある。僕はスーパー・バンタム級でキャリアを積んでいるし、体重の割に身体が大きいのは周知の事実だ。その強さをリングでも発揮したい」などと述べたとしている。
敵地のリングにおいて最強の王者を前に、挑戦者は決して引くことなく打ち合いに挑むようだ。そして、そのベテランの決死のファイトの果てに、今回の一戦はどのような結末を迎えるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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