「力不足だ」井上尚弥戦を切望するフェザー級王者に疑問の声 グッドマンとの凡庸な防衛戦に評価揺らぐ「一体どうイノウエに対処する?」
もっとも、以前から将来的な井上とのマッチアップを公言してきた当人は、批判を意に介していない。地元紙『Liverpool Echo』のインタビューに応じた28歳は、「正直言って、最高のパフォーマンスではなかったと思う。でも、一番大事なのは、俺たちが仕事をやり遂げたことだ」と猛省した上で「イノウエとの話は何度も出ているし、誰もが実現を望んでいる。実現させたい」と語った。
このコメントを受けた同紙は「ボールは、グッドマンにリヤドで敗れることがイノウエとの壮大なチャンスを損なうことも知っていた」と指摘。「現在スーパーバンタム級4団体統一に君臨する日本人ボクサーは、4つの異なる階級で世界タイトルを獲得するまでの道のりで、あらゆる対戦相手を圧倒してきた。彼は『ボクシング界のジョゼップ・グアルディオラ』であり、ボールはそんな強敵との対決に目を向けているのだ」とサッカーの母国らしく伝えた。
果たして、モンスター(井上の愛称)との頂上決戦は実現するのか。いずれにしても、9月に控える井上の防衛戦の行方は、世界的な関心事となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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