冷静沈着な「ドネア1」以来の判定勝ち! 井上尚弥が“進化した”スタイルで盤石の王座防衛 アフマダリエフに強み出させず

タグ: , , , , , 2025/9/14

 第5ラウンドには効果的な右ストレートを見舞ったが、アフマダリエフの左をもらう場面も。前に出てくるアフマダリエフのプレッシャーが強まっていく中、それを足をつかっていなしながらチャンスの訪れを待った。

 6ラウンド終盤には強烈な左ボディを3連発。これでさらに感触を掴んだ井上は、7ラウンドになると、カウンターのタイミングを計るように、ガードを固めて相手に打たせるシーンを作る余裕を見せる。セコンドに「相手は雑になっている」と送り出された第8ラウンドも丁寧なボクシングを続け、9ラウンドには電光石火のワンツー、右アッパーで相手の顔面を強襲。打ってこいとジェスチャーをする挑戦者に着実にダメージを与えていった。

 終盤に入ってもスタミナをキープする井上は、軽快なステップで距離感を保ちながらアフマダリエフを翻弄。相手に思うようなボクシングをさせないまま、最終12ラウンドも相手に目立った有効打を許さずに、まさに冷静沈着に判定で挑戦者を退けた。

 2019年11月7日のノニト・ドネア戦以来となる5年10か月ぶりの判定勝ち。足を使い、中距離でのボクシングを完全に制したモンスターは、これで31勝27KOと無敗を継続。次戦は、12月にサウジアラビアで行われる「リヤド・シーズン」への参戦が取り沙汰されている。スーパーバンタム級でも無類の強さを見せ続ける稀代のスーパースターは、果たしてどこまで登り詰めるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】“最強の敵”に貫禄の完封勝ち! アフマダリエフを技術で圧倒した井上尚弥の防衛劇に米衝撃「王者の美技。MJには手に負えない状況だった」

【関連記事】武居由樹、涙の王座陥落…技巧派メキシカンに初回ダウンから防戦一方で衝撃のTKO負け 実現が迫った天心戦は遠のく

【関連記事】怪物・井上尚弥は「偉大だ」 それでも“最強の敵”アフマダリエフから漏れた揺るぎない自信「過小評価をする人もいるだろう」

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム