“傑物”井上尚弥にどう挑む? 母国内でも吹く「完敗予測」を秀才ピカソは意に介さず「メキシコの人々にも僕を信頼してほしい」

タグ: , , , , , 2025/12/19

 無論、そうしたネガティブな意見はピカソも承知の上だ。相手は現在のボクシング界でナンバーワンの呼び声も高い怪物。「メキシコの東大」と言われるメキシコ国立自治大に在学する秀才だけに、一筋縄ではいかないことは分かりきっている。それでも地元メディア『IZQUIERDAZO』のインタビューに応じたピカソは、「むしろプレッシャーはイノウエのほうにあると思う」と豪語する。

「この試合で僕が失うものは何もない。だけど、彼は僕に対して全てを失う可能性がある。だからプレッシャーを感じているのは彼の方じゃないかな。僕の状態は良いよ。気分も良く、モチベーションもかなり高くなっている。だからメキシコの人々にも僕を信頼してほしい」

 さらに「世界中に自分の名前を知ってもらって、忘れられない存在になりたい」と主張する25歳は、「たった一つの試合で、文字通り全てを手に入れるのは、僕にとって夢だ」と力説。井上とのメガマッチを目前にし、こうも続けている。

「この試合は7歳から続く僕の18年間のボクシング人生の成果でもある。そして同時に、父、母、兄弟、コーチ、そして僕を支えてくれたすべての人々の18年間の努力の証でもあるんだ。僕は、イノウエと対戦する上で他のことを一切考えずに、準備に100%専念してきた。だから、最高の状態にあると感じている。世界チャンピオンになりたいんだ。このチャンスは格別だよ」

 事前予測は敗北が大半を占めている。それでも秀才メキシカンには、18年に及ぶボクシングキャリアで得た「全て」をぶつける覚悟で井上に挑む。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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