高まった年間4戦の価値 井上尚弥が「1回しか戦ってない」クロフォードより評価急騰「議論にならない。明らかにイノウエだ」
当然ながら議論百出の事態となった。今年9月に男子史上初となる3階級での4団体統一を成し遂げ、今月16日に現役引退を表明したテレンス・クロフォード(米国)や、ヘビー級史上初の4団体統一王者でもあるオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)を1位とする意見も目立った。
その一方で、「ピカソをノックアウトすべきだったとは思うが、イノウエは完璧な試合運びで技術的に優れていたから1位だ」「今のイノウエほど拳で傑作を生み出せる戦士はいない」「間違いなく1位。すくなくとも今年のナンバーワンだ」と井上を推す声も目立った。
また、ダン・ラファエル氏は自身のXで、井上、クロフォード、そして世界2階級制覇王者となったジェシー・“バム”・ロドリゲスをリストアップ。その上で「2025年のボクシング界で最優秀ファイターは誰だ?」と年間最優秀選手を問いかけた。
すると、これにもファンたちは反応。「1年で4度も自分の統一王座を守り抜いた男だ。クロフォードは好きだけど、カネロはここ数年イマイチ。何よりも活動量を重宝すべき」「バド(クロフォードの愛称)は1回しか戦ってない」「そもそも議論にならない。明らかにイノウエだ」「4回勝った価値は大きいよ」とクロフォードよりも井上を推す意見が集中した。
激闘続きだった25年のボクシング界。その中で4戦を戦いきった井上の声価は確かに高まっているようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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