井上尚弥に敗れたフルトンへの誹謗中傷に元4階級制覇王者が憤怒!「ザコばかり」「クソみたいにくだらない」
井上に屈したフルトン。そんなカリスマ戦士に寄せられた心無い意見に元王者がキレた。(C)Getty Images
7月25日に東京・有明アリーナで行なわれたボクシングの世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、挑戦者の井上尚弥(大橋)キャリア初黒星を喫した王者スティーブン・フルトン(米国)の下には、一部のファンから心無い罵声が浴びせられた。
人々が憤る理由はフルトンがなす術なく敗れたからだろう。序盤から井上の猛攻を前に後手に回った28歳は、8回に右ストレートと左フックを被弾。一度は自力で立ち上がったものの、再開後の猛ラッシュを受け、力なくリングに倒れた。
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22戦目にして初めての敗北。この事実が何よりもフルトン、そして井上の強さをも物語っているわけだが、一部のファンは容赦がなかった。“元王者”はSNSを通じて誹謗中傷を受けたのだ。
そんな無情な光景を目の当たりにし、レジェンドが苛立ちを露わにしている。米専門メディア『Fight Hype』のYouTubeチャンネルの動画内で、元世界4階級制覇王者のエイドリアン・ブローナー(米国)は、「何も言うつもりはなかったが、言わなければならない」と強い憤りを口にした。
「クソみたいにくだらないことを投稿している奴らをたくさん見たよ。『あいつはボコボコにやられた』とか『スティーブンは全然しょぼかった』みたいなやつをね。言わせてくれ。そんなことを言ってる奴らは人生で一度もボクシンググラブをはめたこともないようなザコばかりだよ」
Fワードを交えて猛烈な勢いで批判を口にしたブローナーは「奴らは、リングに入ったこともなければ、もちろん、あのとんでもない野郎(井上)や世界クラスのボクサーを相手にしたこともない」と誹謗中傷者を糾弾。さらに「せいぜいストリートファイトをして、めちゃくちゃにやられるような奴らと一緒だ」とバッサリと切り捨てた。