結果が求められる上沢直之、2回7失点のほろ苦デビュー 年俸3億超えの“特殊なメジャー契約”に厳しい船出に

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日本ハムからメジャー契約を目指すべくレイズ入りを叶えた上沢。春先から早くも正念場を迎えている。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 厳しい船出だ。現地時間2月29日、米フロリダ州ポートシャーロットで行われたブレーブスとのオープン戦にレイズの上沢直之が登板。2回を投げ、2本塁打を含む被安打8、7失点と打ち込まれた。

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 レイズとマイナー契約を締結し、春のキャンプから正念場となっている30歳にとっては、ほろ苦い実戦デビューとなった。

 チームが0-4とリードされた3回から登板した上沢は、先頭のマルセル・オズーナにレフト前ヒットを打たれていきなり出塁を許す。その後に1死を取ったがデビッド・フレッチャーにレフトオーバーの二塁打を打たれると、続くフィリップ・エバンスに2点タイムリー二塁打を許した。

 さらに死球とタイムリーヒットを許して、2死一、二塁からフォレスト・ウォールにレフトスタンドに放り込まれる3ランアーチを打たれ、この回は打者一巡の猛攻で6失点。それでも予定通りに4回も続投した上沢だったが、先頭のオズーナにレフトへのソロ本塁打を被弾。その後に2安打されたが、併殺などで何とか1失点に抑えた。

 今年1月にポスティング期限ギリギリで「後悔したくないという思いが強かった」とレイズとマイナー契約を締結した上沢。マイナー契約から40人のメジャーロースター入りを勝ち取るのは、毎シーズンごとに一人いるかいないかの過酷な立場であり、春先から“結果”が求められる。

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