「メジャーに照準を合わせたのは今年が初めて。なかなか難しいことだな、と感じる」畑岡奈紗、米ツアー3年目の現在地
6月上旬といえども、昼間のフロリダは気温30度を優に超える。亜熱帯特有のむっとした湿気が容赦無く体にまとわりつき、外にほんの数分出るだけで汗がにじみ始める。猛暑日のフロリダまで来た理由は、畑岡奈紗に話を聞くためであった。
写真/南しずか
畑岡は今季の目標に「米ツアーのメジャー制覇」を掲げた。3月に1勝を挙げたものの、ANAインスピレーションは39位タイ、全米女子オープンでは予選落ちと、メジャーの壁はなかなか高い。今季の前半戦が終わり、いま何を思って戦っているのか。「米ツアー3年目の現在地」や「メジャー大会への思い」など時間の許す限り話を聞いた。
まずは過去2年間の経験を経て、今どういうコンディションで試合に臨んでいるのか尋ねることにした。
昨年と比べて、ツアー生活で何か変わったことはありますか?
「(3年目なので)コースもだいぶ分かってきて、思い切って月曜日を休みの日にしています。毎週、試合が続いても、しっかり気持ちを切り替えて、次の試合に臨めるようになってきたかなと思っています。」
つまりルーティンがしっかり出来てきたということでしょうか?
「そうですね。」
食事のルーティンについて教えてください。休みの日に必ず食べるものとか気をつけている食材などありますか?
「必ず食べるものはないですが、しっかり野菜や果物をとってビタミン補給をするように心がけています。あまりヨーグルトは得意じゃなかったんですが、蜂蜜をかけたり、フルーツと混ぜて食べるようにしています。」
どのタイミングで食べるんでしょうか?
「毎食、食べることが出来たらいいのですが、タイミング的にちょっと難しく、朝に食べることが多いです。」
去年に引き続き、母親の博美さんが帯同されています。食事の面で母親がサポートしてくれることはどう感じていますか?
「(日本の)食材が揃いにくい中でも日本の食事に近いものを作ってくれるので、すごくありがたいです。」
一番リクエストする料理は何でしょうか?
「トマトスープですね。」
どういう食材が入っていますか?
「魚介類が多く入ったシーフードのトマトスープです。トマトジュースがベースになっています。」
リクエストするのは、スープだから飲みやすくて栄養を吸収しやすいという理由もありますか?
「それもありますね。トマトジュースだけだとなかなか受け付けないと思うんですけど、魚介類などから色々栄養も摂れると思うのですごく好きです。」