世界で勝つためのピッチクロック導入の是非 WBCでの失敗と選手の声、そして“隣国の成功”は「慎重」なNPBを変えるキッカケにも

タグ: , , 2026/3/20

韓国は「問題なく適応している」

 NPBでのピッチクロック導入の議論は、“隣国”でも小さくない注目を集めている。すでに2025年シーズンからKBOリーグで正式採用している韓国だ。日刊紙『Mania Times』は、日本球界の現状を受けて「日本では球界に根本的な改革を促すべきという声が大きくなっている」と報道した。

 MLBに倣って、早々とピッチクロックを取り入れた韓国球界は、今年から次のフェーズへと移行。初年度は走者がいない場合に用いていた秒数を20としていたが、それを2秒も短縮。国際仕様へと着実に近づけている。

 では、実際の選手たちの声はどうなのか。日刊紙『スポーツソウル』によれば、導入当初は「投手が不利になるのではないか」という現場からの声も少なくなかったという。当時の球界の雰囲気については「適応過程でかなりの混乱が見られた。違反も散見され、ピッチクロックが起因する問題が生まれる場面も少なくなかった」とも伝えている。

 しかし、「(選手たちは)特に問題なく適応している」と球界全体の現況を伝えた同紙は、ロッテ・ジャイアンツに所属する投手であるユン・ソンビンのコメントを紹介している。

「とくに問題ない。そもそも昨年にピッチクロックの導入を聞いた時から、自分はボールを受け取ったら他のことをせず、素早く投げる練習をしてきた。だから、時間が短縮されても2秒くらいなら慣れている。他の選手たちも適応に問題はないみたいだ」

 あくまで競技面において不安はないという。彼らの意見は、NPBで導入していく上で、貴重なサンプルとなりそうだ。

 競技面、興行面、試合運用などあらゆる影響を考え、慎重にルール変更の検討を重ねているNPB。WBCでの“失敗”と世界に目を向ける選手たちの声は、それを大きく前進させるファクターとも言えそうだが、はたして――。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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