巨人電撃退団→急転直下のヤ軍入り! オドーアの異例な動静に米球界でも懐疑論「契約は小さくない衝撃だ」
笑顔の巨人入りから急転直下での退団を決めたオドーア。彼の動向は球界を騒がせ続けている。(C)産経新聞社
開幕直前に巨人を電撃退団したルーグネット・オドーアは、またも日本の野球ファンに衝撃をもたらした。契約解消から約1週間が経過した現地時間4月5日に、メジャーリーグの名門ヤンキースとのマイナー契約を発表したのだ。
そもそも驚きの入団だった。29歳だったオドーアはレンジャーズに所属した16年にキャリアハイの33本塁打をマークするなど、MLB通算178発を記録。メジャー契約も囁かれていたなかで巨人と契約をし、国内外で小さくない注目を集めた。
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阿部慎之助監督の新体制下での“目玉補強”として期待を背負ったオドーアだったが、春先から状態は芳しくなく、低調なパフォーマンスに終始。オープン戦では打率.176、0本塁打と長距離砲の本領を発揮できずにいた。
そして、巨人も決断する。3月29日の開幕戦のメンバーから外れるためファームで調整するよう提案したのだ。あくまで日本球界に慣れるための措置だったが、オドーアはこれを拒絶。「米国に戻りたい」と帰国を申し出て、衝撃の退団をしていた。
目玉とした助っ人砲が開幕前に退団に対する異常事態となり、小さくない波紋は広まった。そして余波がいまだ収まらない中でヤンキースとの契約が発表された。それも“マイナー契約”である。
もっとも、メジャーのマイナー契約は内情が複雑であるため、一概に日本の「二軍級」と括ることはできない。ただ、巨人退団後からの電光石火の移籍発表に驚きを感じずにはいられない。