祝・日米通算200勝! 田中将大の次に大台到達しそうな投手は? 「今をときめくメジャー右腕」が隠れ候補

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前田の動向にも注目が集まる(C)Getty Images

 現代野球において、とても貴重な瞬間だったかもしれない。

 巨人・田中将大は9月30日の中日戦(東京ドーム)で先発。6回を2失点にまとめ、今季3勝目をマーク。同時にこの勝利は日米通算200勝のメモリアルになった。

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 NPBで119勝、MLBで78勝。大台到達まであと「3」の状況で巨人に入団した。楽天でプレーした昨季はキャリア初の未勝利。肩肘の状態が思わしくなく、37歳を迎える年齢からも「限界説」を唱える人は少なくなかった。

 それでも久保康生コーチの「魔改造」で球速をある程度取り戻し、シーズン中は1軍と2軍を行き来しながら先発機会をうかがって、最終登板で200勝に到達。試合終了後、幼馴染で同い年・坂本勇人とのハグはとても感動的だった。

 さて、今回の200勝は日米通算だと4人目の快挙。野茂英雄、黒田博樹、ダルビッシュ有に次ぐ記録だ。NPBではこれまで24人が達成したのみ。50人以上が達成している2000安打に比べて、希少価値が高い。

 選手寿命が伸びて安打を重ねやすくなった野手に対し、投手は分業制の確立&故障リスクの大きさから勝ち星が伸びにくいと考えられる。それだけに、今回の田中の200勝は歴史に残る瞬間と言えるのではないか。

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