「40発は夢じゃない」話題の燕ドラ2モイセエフは何がすごい? 球界OBが徹底解説「高卒のフリーバッティングじゃない」
高木氏はモイセエフに関して「これだけ振れるかね」と、まずはフリー打撃でさく越えを放ったという、思い切りのいいスイングに注目。
続けて「ちょっと詰まってんのかなと思っても、押し込んで持っていくだけのパワーがある」と飛ばす力に関してしっかり持っているとした。
高校通算18発も「飛ばす打ち方、コツを覚えると量産に入る」とし、飛ばすコツさえつかんだら「40発は夢ではない」と明言。「パワーもあるし、柔軟性もある」「高卒のフリーバッティングじゃない」と大器の雰囲気を漂わせているとした。
また動画内では主砲、村上のルーキーイヤーの活躍も振り返った。
出だしの頃から見ていたという高木氏は強く印象に残った村上の姿について「彼はすごかったな」としながら、具体的には「バットを内から、内から出して、絶対三振しない」と追い込まれながらも何とか仕留めようとしていたとした。
そのような粘り強さ、また球界きっての負けず嫌いという点にも着目。モイセエフに関しても「同じ感性を持ってほしいな」と令和の三冠王イズムを受け継いでほしいと願っている。
村上にとっても、メジャー挑戦を公言している中、今季がヤクルトの主砲としてラストイヤーとなる。村上入団当時は、昨年限りで現役を引退、今季からGM特別補佐に就任した青木宣親氏が様々な点で助言を与え、プロでの活躍を支えたことは知られている。
その意味では今度は村上が若き主砲候補育成に手を貸すことが期待されている。
ヤクルトのロマン砲の成長が今後も楽しみとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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