大田、公文、杉浦…適材適所で輝かせる日本ハムの編成方針

タグ: , 2018/8/15

 16年オフに巨人からトレードで獲得した大田泰示内野手は攻守で不可欠な主軸に、公文克彦投手も貴重な左の救援で活躍しています。昨年7月にヤクルトからトレードで獲得した杉浦稔大投手も7月21日のソフトバンク戦で移籍後初先発初勝利。私はヤクルトで杉浦投手が苦しんでいた時期を見ていたので感慨深いものがありました。右肘靱帯断裂など度重なるケガに苦しみましたが、能力は非常に高いものを持っている投手です。

 これは日ハム編成部の選手の潜在能力の十分な把握、自陣の他球団とは異なる環境面の長所の把握と同時に、その選手がその力を発揮するための起用や指導、育成方針、そして、それらを担当するスタッフの力の把握をしているからです。そこに加えて、そして必要な戦力であるという期待値においても精神面へのアプローチもしている。日ハムが活躍する選手たちには偶然ではなく、ある意味「必然」であると言えるでしょう。

 昨オフに大谷翔平投手がエンゼルスに移籍。守護神・増井浩俊投手もオリックスにFA移籍、大野奨太捕手も中日にFA移籍しました。大きな戦力ダウンでシーズン前の下馬評は決して高くなかったですが、首位・西武を追いかける2位の好位置につけているのはチーム編成が機能している証だと思います。今年7月には岡大海外野手と交換トレードでロッテ・藤岡貴裕投手を獲得しました。新天地でどのような活躍を見せるか非常に興味深いです。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]

高橋 純一(たかはし・じゅんいち)

高橋 純一

MLBサンディエゴパドレスで通訳兼コンディショニング補佐を務めた後、千葉ロッテマリーンズ、ヤクルトスワローズ、DeNAベイスターズファーム等でチーフトレーナーとして活動。17年より独立。幅広いストレングス&コンディショニング領域をアレンジ、シンプル化させ、「俺、最高。」「やってみるをかなえる。」をキーワードに老若男女問わず、自分の肉体の可能性を高め、向上していくサポートを行う。コーポレートコンディショニングという企業のトレーニング意識を変えるコーチングも担う。

J.T. STRENGTH & CONDITIONING コーポレートサイト(http://www.jt-sc.com)

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム