波紋を呼んだ日ハム3選手の「ノンテンダーFA」って何? メジャーリーグとNPBの選手契約事情の大きな違いとは

タグ: , , , 2021/11/28

 日本ハムが主力級の中堅3選手を「放出」したことが、球界に波紋を呼んでいる。西川遥輝外野手、秋吉亮投手、大田泰示外野手を自由契約にすると発表したのが16日。稲葉篤紀GMは「ノンテンダーとすることを選択した。選手に制約のない状態で、海外を含めた移籍先を選択できることが重要と考えた。ファイターズとの再契約の可能性を閉ざすものではない」との談話を発表して説明した。

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 その後、3選手の去就について新たな続報は出ていない。形式上、まだ自由契約選手としては提示されていないため、まだ現在も保有権は日本ハムにあり他球団は交渉できない。12球団は今月末を期限に、来季も契約続行を希望する選手たちを契約保留者名簿としてNPBに提出する。12月2日に契約保留者名簿は公示され、ここに記載されなかった選手は自由契約となる。前述の3選手は、この公示を以て海外を含む全球団との交渉が解禁となる。

 日本ハムは昨年も同様の形で村田透投手を自由契約とし、その後に野球協約の減額制限を超える年俸大幅減の上で再契約している。村田の例からも分かる通り、球団側は現在の年俸では成績と不釣り合いと判断して、こうした処置がとられる。西川、大田、秋吉の3選手とも、日本ハム側は大幅減俸した上での再契約の可能性は否定していない。

 戦力外ではないが、今の金銭条件では来季構想には入ってこない。そんな、悪く言えば中途半端な立ち位置の中堅選手が、こうした「ノンテンダーFA」の対象となりやすい。メジャーリーグでは、毎年相当数の選手がノンテンダーFAとなる。昨年12月には計56人がノンテンダーFAとして市場に放出された。





 日本ではなじみの薄いノンテンダーFAだが、メジャーリーグでこれだけ多くの選手が対象となるのは、両リーグの選手契約事情の大きな違いが背景にある。

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