阿部巨人は大城をどう使う 甲斐加入でマスク機会減は必至 内野も戦力充実 岐路に立つ31歳

甲斐加入のチームで大城がどんな形で存在感を示せるか(C)TakamotoTOKUHARA
日本を代表する強打の捕手が、野球人生の岐路に立たされています。
巨人の大城卓三捕手です。選手会長も務める好漢は東海大相模、東海大、NTT西日本というアマ野球のエリートコースを経て、2017年ドラフト3位で巨人に入団。すると、持ち前の強打で、原巨人に必要不可欠な「打てる捕手」として頭角を現します。
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2023年には侍ジャパンのトップチームに選出され、レギュラーシーズンでは134試合に出場し、打率.281、55打点、16本塁打と攻守に躍動。球界を代表する捕手として一躍、その名を轟かせたのです。
ジャイアンツの正捕手として、その後の活躍が期待されましたが、高校、大学の先輩でもある原監督から阿部監督への「政権交代」の影響もあってか、2024年シーズンは出場機会も減少。96試合の出場に止まり、打率こそ.254と一定の数字を残しましたが、自己ワーストの3本塁打に終わるなど、苦しいシーズンになったのです。
そして2025年。ソフトバンクから巨人にFA移籍した甲斐拓也は、阿部監督が自ら獲得を望んだと報じられており、まずは「正捕手・甲斐」で開幕を迎える可能性が高いです。
ならば大城は持ち前の打力を生かし、一塁で-と行きたいところですが、ファーストは新外国人のキャベッジにまずは託すことが濃厚と見られています。