阿部巨人は大城をどう使う 甲斐加入でマスク機会減は必至 内野も戦力充実 岐路に立つ31歳
プロ野球取材の長いベテランの遊軍記者は言います。
「基本的にプロ野球の世界は、新加入の選手を優先して使うことが多いんです。特にある程度の『投資』をして獲得した選手となれば、ベンチに置いておく意味はないでしょう。オープン戦が順調なら、開幕スタメンは『捕手・甲斐、一塁手・キャベッジ』になる見通しでしょう」
そして、こう続けるのです。
「とはいえ、新加入の選手が期待通りの成績を残せるとは限りません。例えば甲斐やキャベッジの打率が開幕から1割台で推移した場合、阿部監督はどこまで我慢できるかという話です。となると、ゴールデンウィーク、あるいはセ・パ交流戦が開幕する6月上旬頃には大城の力が必要になってくる。起用し続ければ、必ずそれなりの成績を残してくれる、計算の立つ選手だからです」
つまり、勝負は決して開幕だけではない。長いシーズン、その力が必要になる時期は、必ず来るでしょう。
その時まで、心が折れることなく、淡々としっかり準備することができるか。順風満帆とはいかないシーズンですが、「やっぱり大城が巨人にいて良かった」と思わせるようなプレーを、攻守に期待せずにはいられません。
［文／構成：ココカラネクスト編集部］
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