元阪神ガルシアが明かす藤川球児との絆「外国人選手に一番アドバイスをくれた」

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メキシカンリーグで現役を続けるガルシアは、NPB復帰を希望しているという(C)CoCoKARAnext

 2018年に中日、2019、20年に阪神でプレーしたオネルキ・ガルシア。主に先発として、NPB3年間で通算62登板21勝23敗、防御率3・81の成績を残した。2023年シーズンはメキシカンリーグのレオネス・デ・ユカタンで開幕投手を務めたガルシアに、阪神での思い出を聞いた。

 ガルシアはキューバ出身の左腕で、来日1年目は中日でローテーションの中心として13勝を挙げ、翌年阪神に移籍。阪神では登場曲に使用していたFoorinの「パプリカ」に合わせてダンスを踊ったり、ムードメーカーとしても活躍した。

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「野球というのはストレスがたまる仕事なので、下を向くのではなく、常に上を向いて明るく過ごすというのが自分の性格。阪神ではチームメイトみんなと仲良くできたんですけど、最初行った時の雰囲気は今までいたチームと違ってちょっと静かな部分もありました。みんなが活躍する、成功するにはこの雰囲気をもっと明るくしないといけない、勝てないと思って、自分の性格を出して明るく振る舞いました。結果的に、みんなと一体になって盛り上げることができたと思っています」

 そんな陽気なカリビアンは、2020年限りで引退を発表した同僚、藤川球児の登場曲でマウンドに上がるなど、義理堅い一面もある。

「藤川の引退会見の翌日が自分の先発登板日だったので、彼の登場曲を使おうと思いました。彼は外国人選手に一番アドバイスを送ってくれたり、みんなと常にコミュニケーションをとってくれました。彼をリスペクトしているし、自分にとって大きな存在でした」

 当時の阪神は5年連続の開幕投手を務めたランディ・メッセンジャーや最多セーブのラファエル・ドリス、ロベルト・スアレスなど外国人投手が躍動していた。外国人投手が活躍できるチーム環境をこう語る。

「もちろん他の外国人選手との交流はありましたし、いろんな話ができました。いい時も悪い時も、お互いみんなで支え合い助け合う、そういうチームメイトでした。みんなに感謝したいですね。メッセンジャーとはアメリカとキューバの言葉や文化の違いもあってなかなか直接話す機会はなかったけど、日本で長く活躍するというのはすごいことで、先輩としてリスペクトしていました。ドリスやスアレスは同じラテンの選手として、親しくしていました。特にドリスは阪神では彼が先輩で、阪神というチームはこういうチームだよと教えてくれました」

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