「顔を上げろ」サヨナラ悪送球した若手右腕リリーバーをめぐって、ベンチの裏側 フィリーズナインがかけた言葉 「1人じゃないってことを分かってほしかった」
今季のフィリーズは投打に充実の戦力を備え、世界一候補筆頭にもあがっていた。地区シリーズ第4戦でもたびたび、攻守に締まったプレーが飛び出し、勝負はどちらに転んでもおかしくなかった。
そんな中、飛び出したエラーだったが、チームメートたちも"お前だけのせいじゃない"と何度も何度も、カーカリングに伝えた情景が記事ではレポートされている。
「顔を上げろ」「野球にはこういうこともある」「これはお前だけの責任じゃない」「まだまだこれからだ」と、若いリリーバーが前を向けるようにたくさんの言葉が向けられたとされる。
その中には今シーズン56本塁打をマークしたカイル・シュワバーもいた。
「自分も昔、ポストシーズンで2つのエラーをしたことがある。一つのミスでキャリアが決まるわけじゃない」としながら続けて「大事なのはそこから学んで前に進むことだ。カーカリングのキャリアは、これで終わるようなものじゃない」と今後の成長に繋げることを期待したという。
24歳シーズンのカーカリングは今季69試合に登板、8勝19ホールド、4セーブ、防御率3.30と様々な役割を担いながらチームを支えてきた。
カーカリング自身も、前を向こうとしている。同記事の中ではカーカリングの残した言葉が紹介されている。
「今はめちゃくちゃつらい。でも、これを乗り越えて前に進んでいきたい。長いキャリアのスタートになると信じているよ」
この悔しさを糧にさらに剛腕に磨きをかけるか。今後のキャリアも応援したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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