ド軍の9ゲームの“優位”はなぜ縮まった? 首位浮上のパドレスナインも驚く猛追のワケ「もう全てはこっちの手の中にある」

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怒涛の勢いで勝ち星を重ね、ついにはドジャースを追い抜いたパドレスナイン(C)Getty Images

 ついに世界一軍団を追い抜いた。現地時間8月13日、敵地で行われたジャイアンツ戦でパドレスは11-1で大勝。開幕時から追っていたドジャースを抜き、ついに単独首位に浮上した。

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 その差は決して小さくはなかった。なにせ今月3日時点で9ゲーム差もあった。当時は誰もがドジャースがこのまま駆け抜け、地区優勝を決めると予測していた。しかし、負傷による離脱者も相次いだ“王者”が急激に失速すると状況は一変。7月31日に締め切りを迎えたトレード市場でメイソン・ミラーやラモン・ロウレアーノなど実力派を矢継ぎ早に獲得して勢いづいたパドレスは猛追。あっという間に首位に立ったのだ。

 もっとも、8月中の首位浮上はパドレスナインにとっても小さくない驚きがあったという。MLB公式サイト『MLB.Com』の取材に応じた主砲マニー・マチャドは「9ゲーム差があった時には、本当に前を向けていたわけではなかった。とにかく勝ち星を取り戻していこうと話し合っていた」と告白。チームの驚異的な巻き返しに正直な想いを明かしている。

「俺たちのラインアップは今、大きく変わった。明らかにブルペンがよくなって、ちゃんと仕事をしてくれている。トレードでやってきた選手たちが、環境の変化、新しい名前、新しい顔、新しいリーグ、違うディビジョンに慣れるのは大変なんだ。普通は少し時間がかかるものだ。でも、彼らが順応していく様子を見ると、完璧に溶け込んでいることがわかるし、それが大きな影響を生んでいる」

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