ドジャース“座談会”で明かされたWS舞台裏 同点の9回裏二死満塁からキケは「最初ワンステップ前に出ちゃったんだ」
「ワールドチャンピオンのかかった打球だ。壁に突っ込む気で走っていった。最後はウィリー・メイズばりに後ろ向きでいけると思った瞬間、頭上を抜かれて自分が見せ場の背景にされたような気分だった。倒れ込んで『優勝を逃した…』って静寂が聞こえた気がしたんだ」
打球はパヘスがジャンプして好捕。「パヘスが来て『大丈夫?』って聞いたから『俺はどうでもいい、捕ったのか?』って聞いたら『うん、捕った』って。そこで『よっしゃ!』ってなった」と振り返った。これを横で聞いたベッツは「マジで心臓に悪いな」と苦笑いを浮かべていた。
無我夢中で白球を追いかけた執念。それこそが、ドジャースの2年連続世界一を呼び込んだのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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