“汚染問題”のセーヌ川で強行されたトライアスロン スペイン選手は運営を猛批判「選手の健康をまったく考えてない」【パリ五輪】

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「彼らは大会のイメージや見栄えを良くするためにセーヌ川での開催を打ち出し、そのことばかりを考えていた。もしも、彼らが選手たちの健康を考えていたのなら、こんな場所では行われなかったはず。

 私は水流が強くなった川で溺れさせられ、長い間水の中にいた。こういう状況で開催することは明らかにスポーツの価値観に反していると思う。見栄を張るのではなく、選手のことをもっと考えるようになるべき」

 普段は医者としても働く。そんな知見も持つカシージャスは、「夜には雨が降っていて、水質は間違いなく変化してるはず。本当に疑わしい」とも強調。当日まで続いた“セーヌ川騒動”に対する苛立ちを爆発させた。

「トライアスロンではレースで胃腸炎になり、何か月も治療や抗生物質を服用しなければならないような大病を患うことも少なくない。それってスポーツ選手としてはキャリアを台無しにするようなこと。私はアスリートとしてだけでなく、医者としても言っているわ。何よりも選手たちの健康が第一であるべきなのに、彼らは『君たちのためにすべての管理ができている』と言ってきた。でも、本当に選手たちを思うなら全く違う『プランB』があったはずよ」

 最後にカシージャスは「結局のところ、私たちはサーカスのピエロ。彼らの用意したものを受け入れなければいけない。本当に残念に思う」とも吐露。アスリートとしての苦しい立場を訴えた。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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