「偽のメダルだ」海外紙も“衝撃劣化”に皮肉「最初はイカした見た目だった」米国選手の告白で広がった波紋【パリ五輪事件簿】

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米国選手の告白でメダルの劣化ぶりが波紋を広げた(C)Getty Images

 パリ五輪が華々しく閉幕した。今大会は競技以外でもさまざまな”トラブル”が取り沙汰されたが、大会後も尾を引いていた話題のひとつが”メダル劣化”問題だろう。スケートボード男子ストリートのナイジャ・ヒューストン(米国)が自身の銅メダルの画像をSNSに投稿し、わずか1週間で劣化したことを明かしたのは衝撃的だった。

【画像】「もう少し質を高めてほしいよね」と不満! 名手が嘆いた銅メダルのまさかの劣化ぶり

 ヒューストンは、表面の塗装が剥がれたメダルを握りしめ、「たしかに、このオリンピックメダルも最初はイカした見た目だった。でも、ちょっとだけ汗をかいた僕の肌に触れたり、週末に友人たちにかけてあげたりしていたら、だいぶ酷くなった」と愕然。「みんなが思っているほど上質ではない」と付け加え、「まるで戦争から帰ってきたメダルのようだ」と独特の表現で心境を伝えた。

 メダルの変わり果てた姿は強烈なインパクトがあったようで、衝撃は瞬く間に世界に広がる。女子シンクロナイズドダイビング3メートル板飛込で銅メダルに輝いた英国のヤスミン・ハーパーが「ちょっと汚れみたいなものが目立つようになってきた」(英公共放送『BBC』より)と同調すれば、スペイン紙『Marca』は「偽のメダル」と皮肉り、「ヒューストンのメダル獲得の幻想は衝撃的な質の低さによって打ち砕かれたようだ。彼はメダルの寿命が早かったことを激しく非難し、改善を訴えた」と伝えた。

 その後、バドミントン男子シングルスで連覇を遂げたビクトル・アクセルセン(デンマーク)が、自身のXに「Tokyo vs.Paris」と文言を添えて二つの金メダルの画像を公開するなど、東京大会との比較でも話題を呼んだ今回の問題。メダルは努力の象徴とも言えるものだけに、アスリートたちが失意を抱えたのは当然だったかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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