「大会に泥を塗った」最後まで混乱が続いたパリ五輪 英専門メディアがアクシデントを回想「避けられたはずの騒動に悩まされた」
セーヌ川の水質問題をはじめ、パリ五輪は様々な”トラブル”を引き起こした(C)Getty Images
2024年の夏を大いに盛り上げたパリ五輪。今回も世界各国のアスリートにより、スポーツの醍醐味などが存分に感じられる大会となったが、フィールド内外や大会運営の点においても様々な反響も上がった。
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イギリスの五輪専門サイト『inside the games』ではパリ五輪で起きた、「不快であったり、奇妙であったり、二度と起きてはならない瞬間」と評する出来事についての特集記事を配信している。
同メディアが最初に開会式のハプニングを取り上げており、「間違いなくユニークで象徴的なスペクタクルだったが、論争や避けられたはずの騒動に悩まされたことは間違いない」と指摘。マリー・アントワネットや最後の晩餐の演出が物議を醸したとして、「開会式のいくつかの部分は、侮辱を引き起こしたとして批判を受け、国際オリンピック委員会から公式謝罪がなされた」と綴っている。
開会式では他に、選手入場時における韓国と北朝鮮のアナウンスの間違いや、トロカデロ広場でおこなわれた式典で掲揚された五輪旗が、上下逆の状態で掲げられた不手際も紹介している。
さらに、大会を通して話題となっていた選手村の環境にも言及。不満の声が絶えなかった食事面やエアコンのない居住空間について、「史上最も持続可能なオリンピックとして認定されようとして失敗した」などと断じている。