「モナリザでさえ人混みが少ない」パリ市内は閑散!?米放送局が伝えた観光地の現状「五輪開催の”恩恵”は実現していないようだ」【パリ五輪】

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いつもは人でごった返すルーブル美術館も「オリンピック期間中はずっと静か」だという(C)Getty Images

 開幕から1週間以上が過ぎたパリ五輪では連日、選手たちのハイレベルなパフォーマンスにより、各会場は歓喜に包まれ、またその盛り上がりの様子はライブで世界中に伝えられている。コロナ禍後となる今回の五輪は、久々に大観衆の熱気の中、競技が行われている。

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 しかし、人々が押し寄せる五輪会場とは異なり、パリ市内へ足を運ぶ観光客の数は決して多くはないようだ。米放送局『NBC NEWS』が五輪開幕後の現地の様子を伝えている。

 8月4日に配信となったトピックが、「パリオリンピックでは観客が満員で騒々しい。競技以外では?そうでもない」と銘打たれている通り、各競技会場と市内の観光名所などの“温度差”が大きいと説く内容となっており、「スタジアムの喧騒を除けば、パリは比較的静かであることを無視することはできない」などと見解を示している。

 その中で、「国際オリンピック委員会は、オリンピック開催は『強力な経済的利益を生み出す』と約束している。そして、パリ2024は、観光、ホテル、ケータリング部門が『訪問者の流入から何よりもまず恩恵を受ける』と誓っている」と記しながら、「だが、これは実現していないようだ」と指摘する。

 さらに、「貿易データとNBC NEWSによる数十回のインタビューによると、ショップ、レストラン、カフェの売り上げは大幅に落ち込んでいる。タクシー運転手は何もせず、乗客が減ったのはオリンピックのせいだと言う人もいる。主要道路や観光名所は驚くほど静かで、モナリザでさえいつもより人混みが少ない」として、現在のパリ市内の状況をレポート。

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