剛腕スキーンズのトレード獲得の見返りは「ロウキ・ササキ」 米記者がド軍の電撃交渉を予測「当然ながらかなりの要求をする」

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スキーンズがトレード移籍となれば、佐々木クラスの大物が動く可能性もある。(C)Getty Images

 果たして、メガディールは実現するのか。米球界における“夏の風物詩”とも言えるトレード期限(現地時間7月31日)が迫り、大物や実力派の動静が忙しなく報じられている。

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 例年、駆け込み補強を含めて30球団が忙しなく動く中で、とりわけ注目を集めるのは、コンテンダーチームの強化だ。ポストシーズン進出を見込む彼らがどう動くかによって複数球団のチーム編成も様変わりするため、水面下で進んでいる交渉の行方は小さくない関心事となる。

 信ぴょう性に差はあれど、トレードに関する噂は枚挙に暇がない。ありとあらゆる情報が飛び交う中で、今夏において話題を集めているのは、パイレーツで異彩を放つ剛腕ポール・スキーンズの去就だ。

 現在22歳のスキーンズは、昨季にメジャーデビューを飾ったばかりの若武者。だが、その実力に疑いの余地はなく、メジャー2年目の今季も開幕から19先発で、4勝(7敗)ながら、防御率1.94、WHIP0.92をマーク。再建期に回っているパイレーツにあって支配的な投球を披露し続けている。

 スキーンズが年俸調停権を得るまでには最低でも残り2年は必要とする。スモールマーケットのパイレーツでも予算的に保持できることを考慮すれば、トレードの実現性は限りなく小さい。事実、球団のベン・チェリントンGMは「まったく話題になってない」と断言し、交渉に応じない姿勢を見せている。

 それでも一部メディアは「パイレーツにとって、スキーンズの価値が最も高いうちに移籍させるのが最善策だという議論は確かに存在する」(米スポーツ専門局『ESPN』)と指摘。放出する可能性が完全に消えたわけではないと見られている。

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