「2ストライクになったら終わり」――球団OBが説く大谷翔平の“攻略術” 手も足も出なかった「悪夢」を払しょくできるか
フィリーズを相手に先発する大谷(C)Getty Images
果たして、強力打線はいかにして剛腕を攻略するのか。現地時間10月4日に行われるドジャースとの地区シリーズ第1戦で、フィリーズは「投手・大谷」と対峙する。
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今季のMLBで全体2位となるチーム打率.258を誇った分厚い打線にとって、大谷翔平(ドジャース)は苦々しい思い出のある“難敵”である。というのも、今年9月16日に敵地で対戦した際に5回(68球)、無安打、5奪三振と抑え込まれ、手も足も出なかったのだ。
ゆえにロブ・トムソン監督が「倒すのは至難の業」と強い警戒を示す偉才の攻略はフィリーズにとって、シリーズ突破の鍵ともなる。
では、いかにして「投手・大谷」を打破すべきなのか。その一端とも言えるプランを元球団OBが提唱している。米YouTubeチャンネル『The Phillies Show』に出演したルベン・アマロJr.氏は「とにかく序盤だ。そこから積極的に攻めないといけない」と指摘。初球から果敢に打ちに行く姿勢が肝になると論じた。
「もしも、私が彼と対戦するなら、速球か高めのゾーンに投げられる球種を狙う。そして何よりも受け身になってはいけない。早めから打っていかないと、ね。2ストライクに追い込まれたら、約6種類の球種がすべてを頭に入れないといけないからだ。そうなったら終わりだ。何も排除できなくなる」






