ポルトガルGPを2027年からF1カレンダーへ 同国首相も復活に意欲
今季は年間24戦でレース数を増やすのが難しいことから今後はかつて世界ラリー選手権でも採用されたローテーション開催が導入され、一部グランプリは隔年開催となる見通し。ポルトガルGPもその点に目を付けているもようで、開催権料のディスカウントを狙っているという。
F1は米国、中東を中心に欧州外のグランプリ開催を強く推し進めているが、欧州でファンを定着させるのも至上命題。一定数、欧州内でグランプリを確保する必要はある。さらに各チームにとっても空路や船便で機材を遠征先に移送するよりも、トレーラーを使って欧州のサーキットに陸送させた方が輸送コストはかからず、その分を他の費用にかけることもできる。F1にとっても環境面に優しいというメリットがある。
2020、21年もアルガルベサーキットで無事にF1を開催することができ、当時メルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が2年連続優勝を飾った。2年に1回という条件開催とみられるが、契約に至れば、F1カレンダーから長らく外れているドイツやフランスを復活させる足掛かりにもなる。ポルトガルGPの開催が将来のF1の試金石となるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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