巨人がドラフト1位で狙うべき3人の逸材 「ポスト岡本」か、大学最強右腕か即戦力外野手か 気になるスカウトの“眼”
今オフにポスティングでのメジャー移籍を決断した岡本。この4番の“離脱”は、覇権奪還が求められる阿部巨人のキーファクターとなる(C)Getty Images
例年に比べても「豊作」との声が挙がっています。
2026年のドラフト戦線です。25年の1位となった12人は大学生9人、社会人1人、高校生2人でしたが、26年は将来性豊かな高校生候補がズラリ。即戦力候補に偏ることなく、NPB12球団がその潜在能力を見極めるべく、年明けからは精力的に視察を重ねることになりそうです。
【動画】この圧巻のパワー!岡本がバウアーから2打席連続弾を放ったシーン
とりわけ注目は巨人のドラフト1位が誰になるのか。例年の巨人は1位指名について現場の意向が強く反映される傾向があり、シーズンの戦いぶりがドラフトを左右することでも知られています。
先発投手不足に苦しみ、10月のクライマックス・シリーズを勝ち抜けなかった結果を踏まえ、1位では社会人ナンバーワンと定評のあった鷺宮製作所のサウスポー竹丸和幸を事前に公表の上、単独指名に成功。2位の田和廉(投手・早稲田大)、3位の山城京平(投手・亜細亜大)と上位3人を即戦力投手で固めた点からも、26年シーズンにおける覇権奪回への強い思いが伝わってきます。
ならば、26年のドラフト1位で狙うべき逸材は、誰か。
長年、ドラフト取材に経験値を誇るスポーツライターは、下記の3人を挙げてくれました。
【青山学院大・鈴木泰成投手】
東海大菅生高校時代から、「プロ志望届を出せば上位指名は確実」と呼ばれた速球派右腕。「戦国東都」と呼ばれるハイレベルなリーグで研鑽を積み、順調にステップアップ。青山学院大のエースだった中西聖輝投手がドラフト1位で中日入りするなか、絶対的エースとしての活躍を期待されています。
「全てにおいてハイレベルな本格派右腕には、巨人もエース候補として熱視線を注ぐことでしょう。巨人のスカウト部には青学のOBも複数いますし、パイプも太い。即戦力投手というカテゴリーなら、リストの最上位に位置するのは間違いありません」





