問われる角田裕毅の可能性――レッドブルでの不振に元ハース代表が苦言「そろそろポイントを獲らないと。レッドブルから去る」
直近でも2戦連続で完走車の中で最下位に沈んでいる角田。一向に改善の兆しが見られない25歳については、その責任を問う声は日増しに強まっている。米モータースポーツ専門ポッドキャスト番組『Red Flags』に出演したハースの元代表であるギュンター・シュタイナー氏は、「ユウキ・ツノダはそろそろポイントを獲らないといけない。そうでなければ、遅くともシーズン末にはチームを去らざるを得なくなる」と言及。内容よりも結果を出すことが重要であると投げかけた。
「私も彼を愛しているが、この業界は追われるか、生き残るかのどちらかしかない。だからこそ、ツノダは良いパフォーマンスを発揮しなければならない。チームは、もうすでに色々な施策を打っている。ローソンを交代させ、ホーナーも解雇した。だから、もし、ここからツノダがもっと強くならなければ、レッドブルから去ることになるだろうね」
もっとも、ここから復調する可能性は大いにある。新たに招聘されたメキース氏は、角田がレーシングブルズ時代に薫陶を受けた指導者でもある。そんなフランス人指揮官のサポートを再び受ければ、苦悩する現況から脱し、ポジティブな結果を出すかもしれない。
果たして、角田は周囲から求められる「結果」を出せるのか。現地時間7月25日から始まるベルギーGPは、真価を問われるレースとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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