不透明な角田裕毅の去就…囁かれるレッドブル離脱や新規参入チーム入りの可能性に英メディアが見解「唯一の望みはキャデラックだ」
英モータースポーツサイト『F1 OVERSTEER』では7月17日、角田の去就に関する特集記事を配信した。来季のシートについての考察を行っており、有力視されている角田のレッドブル離脱後については、F1キャリア終了もあり得るとしながらも、「わずかに残された希望がある。それはキャデラックだ」と主張。
同メディアは、来季より参入予定のキャデラックが現在もドライバー決定に至っていない点や、また、「モナコGPの時点でツノダの代理人がチーム関係者と接触していた」というエピソードを紹介し、その理由としている。
一方、角田の抜けた場合でのレッドブルにレーシングブルズのアイザック・ハジャーが座ると予想するも、「1つの懸念材料がある。それは、ハジャーが挫折や失敗にどう対処できるかという『メンタル面の強さ』だ」などと指摘。続けて、「レッドブルのセカンドドライバーは、マシンの性能だけでなく精神的なプレッシャーとの戦いが求められるポジションである」と訴え、「この懸念が解消されない限り、ツノダの交代は先送りになる可能性もある」と論じている。
他にも同メディアは、移籍の可能性が囁かれるマックス・フェルスタッペンの去就にも触れ、「今後のドライバー市場に影響を与える可能性がある」と見込んでおり、「もし彼がチームを離れた場合、レッドブルは外部からトップレベルのドライバーを迎え入れる必要に迫られるだろう」などと綴っている。
過去のシーズンを振り返っても、夏場より翌年に向けた動きがより活発化していくことは明白だ。今季後半戦は、角田、そしてレッドブルにとって、さらに激動の日々を送ることになるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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